パソコンの値段を見て、思わず「ウソでしょ…?」と売り場で立ち尽くしてしまったことはありませんか?
以前なら15万円も出せばかなり良い性能のモデルが買えましたが、今は同じ予算だと最低限の機能しか手に入らないことも。
「なぜこんなに急に高くなったの?」「一体いつが買い時なの?」そんなあなたの切実な疑問に、今回はズバリお答えします。価格高騰の「裏側」がスッキリ、損をしない選び方を一緒に学びましょう。
そもそも今「パソコン」がなぜ高い?
パソコンが高くなった理由は「円安」と「部品の値上がり」、そして「AI(人工知能)の搭載」という“トリプルパンチ”が起きているからです。
一言で言えば、「材料費が高騰した高級レストランで、さらに最新鋭のロボットシェフを雇ったような状態」だと思ってください。
これまでは「そこそこの性能」で満足できていたのが、今は世の中全体の基準が上がり、パソコンそのものの「基礎体力」を上げざるを得なくなっています。そのため、以前の感覚で「15万円くらいかな?」と思って探すと、性能が見劣りしたり、そもそも選択肢がなかったりするのです。
これが、私たちが売り場で「高い!」と叫びたくなる正体です。では、もう少し詳しく「真犯人」を見ていきましょう。
なぜこれほど【高い】? 3つの理由を詳しく見てみよう
パソコンの価格が跳ね上がっている背景には、世界情勢と技術の進化が複雑に絡み合っています。ここでは主な理由を3つに分解して解説します。

1. 「円安」のダメージが直撃している
これはニュースでもよく聞きますが、パソコンにとっては致命的です。パソコンの部品のほとんどは海外で作られ、海外から輸入しています。
例えば、1ドル100円の時代に1,000ドル(約10万円)で仕入れられたパソコンが、1ドル150円になれば、中身は全く同じなのに15万円支払わないと買えません。 スーパーで売っている「輸入バナナ」や「輸入牛肉」が高くなるのと同じ理屈ですが、パソコンは元の金額が大きいぶん、「数万円単位」で値上がりしてしまうのです。
2. 「部品」そのものの価格が上がっている
パソコンの頭脳である「CPU」や、データを保存する「SSD(エスエスディー)」などの重要パーツも値上がりしています。 世界的に「デジタル化」が進んだことで、これらの部品は取り合いになっています。需要が爆発しているのに供給が追いつかないため、部品メーカーも強気の価格設定を崩しません。
3. 「AIパソコン」という新しい流行
これが最近の大きなトピックです。最近のパソコンには、話題のAI(人工知能)をサクサク動かすための「NPU(エヌピーユー)」という新しい頭脳が搭載され始めています。
- これまで:CPU(計算係)とGPU(画像係)の2人で仕事をしていた。
- これから:CPUとGPUに加え、NPU(AI係)というエリート社員が追加された。
この「エリート社員(NPU)」を雇うための人件費(コスト)が上乗せされているため、最新モデルはどうしても高額になってしまうのです。
私たちにとっての【買い時】はいつ?
「じゃあ、今は買うのを我慢すべき?」と悩みますよね。ここからは、この高騰時代における買い時と、賢い選択肢についてお話しします。

「AI機能」が必要かどうかで判断する
もしあなたが、「最新のAIを使ってバリバリ仕事を効率化したい!」というのであれば、高くても最新の「AI PC(コパイロットプラスPCなど)」を買うメリットは大きいです。処理速度が速く、数年は買い替えなくて済むからです。
逆に、「ネット検索や動画視聴、エクセル程度しか使わない」というのであれば、あえて最新モデルを選ばないのが正解です。 型落ちモデルや、企業が使っていたものを整備した「リフレッシュPC(中古再生品)」なら、数万円安く手に入ることがあります。
セール時期を狙い撃ちする
パソコンには明確に安くなる時期があります。
- 3月〜4月:決算期と新生活応援セール
- 12月〜1月:年末年始セール
- モデルチェンジ直後:最新機種が出た瞬間の「ひとつ前のモデル」
これらを狙うことで、1〜2万円、あるいはそれ以上の節約が可能です。
将来への投資と考える
少し痛い出費ですが、見方を変えればメリットもあります。 今の「高いパソコン」は、昔のものより圧倒的に省エネで壊れにくい傾向があります。また、画面が綺麗で目が疲れにくかったり、バッテリーが長持ちしたりと、毎日使う道具としての質は確実に上がっています。
「安物買いの銭失い」になるよりは、「5年使える相棒」として、少し背伸びをして良いものを買うのも、長い目で見れば賢い選択と言えるでしょう。
【まとめ】
パソコンの価格高騰は、「円安」「部品高」「AI進化」という時代の変化によるものでした。
- 昔の「10万円」の感覚は一旦捨てる
- 最新のAI機能が必要なければ、型落ちや中古も検討する
- 長く使う「相棒」として、質への投資と割り切る
これらを踏まえれば、納得のいく一台が見つかるはずです。 決して安い買い物ではありませんが、あなたの生活を支える大切なツールです。焦らず、自分の用途に合ったスペック(性能)を見極めることから始めてみませんか?
